「毎日忙しくてあんまり寝てねーよー。」

なんて人はいませんか？いけません。もっとたっぷり寝てください。睡眠は人生の中でも大事な仕事です。月曜から金曜まで学校いったり働いたりして死ぬほど疲れている皆さんは、大事な週末までアホみたいに動きまわろうとしていませんか？もっともいけない行為です。神への冒涜です。

週末には爆睡しましょう。だって下手に動き廻ったってろくなことないでしょう。行楽地はあばれるガキをつれた家族連れや、東京ナントカ～とかいう雑誌を見てきたミ～ハ～なカップルがいっぱいで息もつまりそう。道路も混んでいます。僕の住んでいる横須賀は典型的な郊外の町なんですけど、都市計画の失敗かなんかで、土日には死ぬほどの渋滞です。雨なんか降ったりすると本当にパニックになるほど混んでいます。どのくらいの渋滞かというと、

• あんまりにも混んでるんでぶち切れて信号無視をしたり、
• 割り込んだりして喧嘩になったり、
• 一方通行を逆送するやつがでてきたりして、

「だって、週末ぐらい遊ばないとなんかもったいない。」

　週末には遊園地に行ったり、恋人と買い物をしたりなんていうのは、だいたい業社に都合の良い宣伝文句で、そんなことしないと自分一人だけ社会から取り残されたような気分にさせる罠なのです。良識ある大人の皆さんはくだらない世間の風潮に流されないようにしましょう。

　さて、なぜ寝なければいけないのか？
　人間が夜も活発に行動するようになったのは、電灯が発明されてからのほんの１００年とかそれくらいです。それまで人間は何万年もの間「夜になったら寝る」という生活を続けてきたのです。１００年ぐらいでそう簡単に人間の生理機能が変化するわけにはいきません。人間は寝なければいけないのです。せめて週末ぐらいは日頃の睡眠不足を取り返すために、気合を入れて寝てみましょう。

　もう金曜の夜から勝負は始まっています。

　まず、水分。寝ていてもけっこう汗をかくし喉が渇くので、めんどくさいから１.５リットルのペットボトルを、寝床のそばに装備。この時、お茶なんかはカフェインが入ってるからパス。ミネラルウォーターが良いでしょう。

　あと、寝室のセッティングも重要です。昼間は日の光が入ってくるので、ちゃんとカーテンを着けましょう。日中のぽかぽかした日の光を浴びながら寝るのはなんともいえない快感なので、雨戸を閉めてしまうのではなく、日の光が少し入る程度のカーテンが良いでしょう。

　目が覚めてどうしても眠れなくなってしまうことがあります。そういう時はしょうがないので適当にテレビをみたり、オ○ニーしたり、音楽を聴いたりして眠くなるのを待ちましょう。アンビエントハウスなんかがとってもお薦めです。夢心地のなか、ゆったりとした音楽を聴きながらテレビの渋滞情報を眺めるのはなんともいえない優美な楽しみ。セコセコ動き廻る人達をながめ、ニヤニヤした後オ○ニーでもしてすっきりしたらあら不思議、さっきあんなに寝たのにもう眠くなってきた。よし、また寝ちまえ。

　そんなことを繰り返しながら週末をゆったりと楽しみましょう。あんまり動いてないから美味しいお店に行列をつくって飯を食う必要もありません。コンビニのサンドイッチとかで充分です。あと、動かないで寝てると腰や間接が痛くなることがあります。そーいう時は少しストレッチでもしてから床に戻りましょう。激しい運動は禁物です。恋人同士で寝込むのもなかなか味のあるデートです。とりあえず一発やった後、すぐに寝ちまいましょう。愛があれば一緒に寝てるだけで充実した時間になります。遊園地で観覧車に乗る必要もありません。僕は合体したまま寝るということをやった事がありますが、疲れただけでした。工夫しだいで二人の睡眠はもっと味のあるものになるでしょう。

　あーもっと寝ていたい。死ぬまで寝ていられたらどんなに幸せだろう。やっぱり寝るのがいちばんだ。そんな風に考えられるようになったらあなたも一人前です。月曜の朝まで、現実の世界に引き戻されるブルーマンデーまで深く沈めるように各自で色々な工夫をしてみてください。学校や仕事場で

「俺、昨日２０時間も寝ちまったよ。」

それじゃー、おやすみなさい。